ミソ・スープ

和食は人気が高い。

寿司にはじまり、エダマ〜メ、ノ〜リ〜(海苔)、みそ汁。
最近のカリフォルニアでは、それがさらに進む。

アメリカの中でもカリフォルニアは健康オタク、ニューエイジオタクがいっぱい。
誰もかれもがオーガニックで(私もです)、ゴボウ、ダイコン、はたまたレンコンまで売っているナチュラルストアもある。

マクロビが普通に浸透しているため、オーガニック屋のマクロビコーナーへいけば、お金さえ出せば梅干しだって昆布だって手に入る。
日本人がサンドイッチを食べるかのように、通常のスーパーにさえパック寿司が並ぶようになった。味は求めてはイケナイの。

みそ汁など、恐ろしいほどに多くの人が飲んでいる。
が、その飲み方は通常と違う。

みそ汁の事を「ミソ(発音的にはミーソー)」と言い、汁、スープは省略される。
ミソの飲み方は、食前に、スプーンで飲む。ポタージュスープなどの扱い。
ああ、本当はお酒を飲んで、最後のシメにみそ汁飲むんだけどなあ、
としみじみするオヤジ心をそっと隠す。

さて、とてもおもしろい光景を見た。

場所はBellingham(ベーリングハム)。ワシントン州シアトルから2時間北。バンクーバーまであと40分という場所に位置するこの町は、日本の千葉県館山市と姉妹都市らしい。

とにかく、この町は、ちょうど脱サラして、エコ農園やペンションを自分で開く人がいるような場所で、自然にこだわり、人々も都会をヨシとする考えを持っておらず、食にたいしてもかなりなオタク度で、レストラン、カフェでのベジタリアンの充実度がハンパない。

表示はベジだけでなく「オボ・ベジ(卵は食べる)」「ヴィーガン(乳製品も食べない完全ベジ)」「グルテンフリー(小麦粉は使わない)」などに細分化されている。

スーパーへいって驚いたのが、グルテンフリーの食材の多さ。
グルテン(小麦粉系の糊成分)を嫌う人が多いのは、腸に負担をかけるからだそうなんだが、さすがアメリカなのは、食材を買って自分で作るというよりも、グルテンフリーのシリアル、キャンディバー、チョコレート、など、そういった製品が多いという事。

日本の食事なら、案外グルテンフリーって簡単だ。
ごはんと、海藻、野菜を食べて、てんぷらを避ければほぼグルテンフリーだから。
だが、めっちゃこだわる人は「醤油には少量の小麦が使われている」などと言う。

まあ、そのような土地なワケだ。

=====

ミョーに前振りが長かった。

そんな場所でワークショップを受けた。
このワークショップもかなりオタク度が高い。
(5リズム、感情解放ダンス、エゴ解放、MIRRORSレベルの巻)

待ち合い室には、様々なハーブティーとか、栄養ドリンクが置かれていた。
カフェインぬきのコーヒーとか、たんぽぽのコーヒーとか、ほうじ茶、クキ茶(共にマクロビのオーサワが出している)まで。

そこで、私は世にも不思議なモノを目にした。

それは、15センチほどの直径の丸い弁当箱系タッパーなパックに入った、
黄土色系の物体だった。
おそるおそるそのタッパーに焦点をあわせると、日本のおやっさんぽいイラストが描かれている。も、もしや、それはホールフーズ(Whole foods)等で売られている味噌か?

た、多分そうだ。。。

いや、でも、なぜ?
パンにつけて食べるのが流行ってでもいるのだろうか?

じっと観察していると、美しい金髪の女性がそれをスプーンですくって、なんと手にした紙コップに入れ、オサレで銀色な、結婚式などにコーヒーが入ってるようなお湯タンクからお湯を注いでいた。
そして、マドラーで、丁寧に、丁寧に溶かしていた。

「そ、それは、一体、何?」
こわごわと聞いた。

「え?これ?ミソよ。ミソスープ。あなた日本人でしょ?
 日本ではミソを皆、飲むんでしょう?」

う、うん、、、
たしかに、飲む、、、

でも、そのような形態では、、、

ダイレクトに味噌を紙コップに溶くのは初めて見た。
しかも、具ばかりでなく、

出汁、ナイし。。。

気付くと、その後の人も味噌を溶かし、数人がソレに続いた。
「We Love MISO~~(ミソ、だいすき〜〜)」といいながら
ダンスフロアに消えて行った。

そんな事があっていいものか、と思うと同時に
自分の「みそ汁はこうであるべき」と思い込んでいる「枠」を感じた。
センセーショナルだった。

私ったら、まだまだだ。。。世の中には計り知れないモノがある。。。

私たちは随分と、形式に慣れてるんだなあ。。。
みそ汁をカップで飲むだけでも斬新なのに、
ダイレクト溶かしの、出汁ナシ。。。
銀のお湯ポットから。。。

まあ、日本人も、本場から見たら変な食べ方をしているんだろうから、このままにしておくことにしたが、
それにしても度肝を抜かれるほど驚いた。

ねえねえ、目をつぶって想像してみて。
カップに出汁ナシで溶いた味噌を入れて、ダンスフロアに長ーい足をなげ出してすわりながら、海苔をつまみに味噌汁(出汁ナシ)を音をたてずに上品にすすっているブロンドのおねえちゃん。

ああ、カメラ持っていたら、、、ああ、カメラ持っていたら、、、

まあ、いい経験させていただきました。

以上、レポートでした(笑)

広告

ミソ・スープ」への2件のフィードバック

  1. masayoさん、長旅おつかれさまでした。

    たしかに、、飲む。

    なんという非常識
    なんという超現実な情景

    masayoさんの写真でそのシュールを見たかったです。

    ・・・読んでずっと笑ってました。
    世界は僕が思ってるよりずっと大きいんですね。

  2. charoundaさん。まさに!

    世界の常識は日本の非常識
    日本の常識は世界の非常識です。

    世界は大きいですねえ。住めば住む程、それを感じます。

    コメント、ありがとうございました♪

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中