ティーチャーズトレイニングの第2モジュールから帰ってきました。
朝から晩までのトレーニング中、ランチタイムにはご飯が出るんですが、参加者の中からボランティアスタッフが募られ、それらのケアをする人となります。
大概のボランティアは、2〜3回やったら「このハードなトレイニング中にだけは、スタッフなんてやりたくない」と言うのに、セイラは毎回、毎回、このスタッフになるので、大変だなあと思いつつ、その献身ぶりにひれ伏すばかり。
私は一度も責任を持ってスタッフになった事がないので、そのかわりに手伝えるところはちょこちょこ、手伝っていたわけです。
この10日間の中で、スタッフになった一人のMZがちょっと精神的に疲れてしまい、泣いていたので、私が「今日は私がやるから、あなた休んでていいわよ」と、そのMZに言いました。
急いでキッチンへ入っていって、スタッフのメインメンバーであるセイラに
「私は今日はMZの代わりよ。何から手伝いおうか?」と聞いたら
「ナイス!ありがとうね。では、まず、トイレへいったり、リップを塗ったり、自分の本を片付けたり、ジュースを飲んだり、とにかく自分がしたい事を先にやって。自分の事が先よ。それから手伝ってね。私も今から3分、完璧に自分のために使うから」
と言う答え。
そういえば、セイラはデルタのスッチーだった事を思い出しました。
飛行機の中のビデオでもおなじみですが、酸素マスクでも「人を助ける前に自分がマスクを装着してから」と言われます。
そのせいで、それが身に付いているのか、と思いました。
しかし、それをしているから、いつもセイラはストレスがないのだと。
「自分を犠牲にして働いてはいけない。
まずは自分から。」
元スッチー、セイラの教えでした。