文句は怒らずに言え

日本のことを書く前に、日々のことが入ってくるので
舞台はアメリカ、日本、入り混ぜつつ。

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帰ってきた二日後の土曜日。
夫のトムと久しぶりのデートということで、
ハリウッドのアークライトの映画館へ銀行強盗の映画を見にいった。

バケツサイズのポップコーンを食べながら映画を見て
アメリカへ帰ってきたなあ、という気がしみじみする。

で、外へ出たらバンドが音楽を奏でていた。
楽しかったし、バンドを見ながら少しステップを踏みつつ歩いていた。

したら、3メートルくらいの柱にフラッグのようなのがかかっていて、
(いわゆる縦のバナー)
そのバナーは下に鉄の棒が横に一本、入っていた。
いわゆる縦長のEの字型になってて、
Eの横線の上と真ん中の間に
バナー広告の布がフワフワにかかってるわけ。

私はそのEの真ん中にお腹が引っかかり、
こっぴどく転んだ。
絵に描いたように、まるでマンガみたいに転んだ。

ベンチに座っている人が私を見て目を丸くして、
ストップモーションになっていた。

当の私はというと、
転び慣れているので(ダンスの時に転ぶこともよくある)
そのまま平気で立ち去ったのだけど、
どう考えてもあのバナーは危ない。

だって、街灯で透けてフワフワの旗に見えるのに、
下にガッツリとした鉄棒が入ってるんだもん。
人が映画館から出てきたばかりの時に
あれに引っかかる人はたくさんいると思う。
多分いる。
いるんじゃないかな。
(自分が転んだ正当性を主張するのに弱気が入っている)

車に入ってから、
軽く交通事故にあったようなめまいというか
シビレのようなものがあった。
それが時差ボケなのか
転んだせいなのかはわからない。

でも、妙に文句の電話をしたくなった。

トムに
「私、電話かけて言うわ」
と言うと
「うん、それがいいね」

〜 〜 〜

「はい、アークライトです」

と言う声の後、
私が説明を始めるも、
相手はどうやらバイトちゃんのようで、
私のアクセント入りの
文法目ちゃくちゃの英語では聞き取れないらしく

イライラしながら
「ホワ〜〜〜ッ? (What)」
と言う、
今、絶対顔を歪ませながら発音しただろ!的な音で
何度も、何度も聞き返した。

トムは横でそれを見ながら
私に発音を教えて直してくれたが、
いつものように、電話を横取りしてトムが文句をいうのではなく
すべてを私にやらせた。

私は何度でも説明をし
最終的に私のいうことを理解した相手のバイトちゃんは
「おお!なんてこと!」
と言った。

私は
訴えるつもりもないし、
怒ってもいないけれど
あれは、すこぶる危ない、と、誰か責任者の人に言っておいてくれないかな?
あれ、子供だったら本当に危ないと思うよ。
と言ったら
そのバイトちゃんは恐縮し、

大変申し訳ないことをした、すぐにその危なさを責任者に伝えます、
と丁寧に言ったので
私は電話を切った。

〜 〜 〜

多分、昔の私なら、
「ホワ〜〜〜ッ? (What)」と言われた次点で
カチーーンと怒ってるんだと思う。

〜 〜 〜

ふっふっふ、

人はいくつになっても成長するのだ。

文句は怒らずに言え。

これ、鉄則。

怒るのは私の満足のため。
結果を満足させたかったら
文句は怒らずに言え。

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