グレゴリーのイシュー

グレゴリーと初めて会ったのは、1年ほど前。
フローが始めたコンシャスダンス(5リズムもソウルモーションも意識のダンス、コンシャスダンスと呼ばれる)の、ボランティアクラスでのことだった。

美しく黒い肌の、やせっぽちのハンサムなグレゴリーは、動くと言うより、固まっていた。
彼は、家がなく、心が折れていて、施設に住んでいた。

それから後、グレゴリーは、カルバーシティーのロッジでの、すべてのダンス・クラスに顔を出し、お金がないのでクルーとして参加するようになった。
今では、誰よりも会場のことを知り、皆のサポートをしている。

恥ずかしがり屋だった彼は、ダンスのコミュニティに馴染み、だんだんとハートが開いてきた。
最初は絶対に私と顔も合わせなかったのに、一緒に踊るようにもなってきた。

彼はモバイル(スマホ)を命とし、
FBをやっていることがわかった。

私も彼にリクエストを出した。
が、いつまでたってもフレンドにならない。

で、ある時、グレゴリーに聞いてみた。

「あ、ごめんごめん。あんまり面割れしたくないからさ」

それから数ヶ月。
彼はいろんな人にFB申請を出し、一緒に写真を撮ったりしている。

あるクラスの後、彼は私の後をついてきて、
私がご飯を払うハメになったのち、その次からも私の後をついてくるようになった。

FBフレンドを断ってるヤツになんでメシご馳走するんだ!
と狭い心が押し寄せたので、特別な理由がないとご馳走はできない、と断った。

でも、その後も実生活では仲良しが続いていた。

で、昨日のクラスの後、

2人の女性とご飯を食べに行ったら、グレゴリーもついてきた。

早速2人にFB申請をするグレゴリー。

私は笑ってしまって

「ねえ、グレゴリー。いつになったら私たちはFBの友達になれるの?
 そろそろ友達になってくれない?」

と聞いたら

「あのさ、SNSは俺の命なんだよ、だから好きな人しか入れない」

おおおおおお!なんとはっきりした答えなんだ!
なぜ嫌いかは言わないけど(多分本人もわからないんだと思う)、とにかく私が嫌いなんだ。

私以外のダンスの人はほとんどFBフレンドなのにさー。

ってことは、そこまで好かれない私は、
グレゴリーの過去のトラウマの誰かとエネルギーとかが似てるに違いないな、と思った。

そう、これはグレゴリーのイシュー(問題)

時々、聴いてみることにしよう。

「ねえ、もう友達になる気になった?」って。(笑)

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