愛すべき頑固ジジイ、 ドックパークの友、トムの最も年寄りの親友、サンディがこの世を卒業した。
まあ、見事な生き様、死に様だった。
先々週私を見て「よ、今度は何週間、夫を訪問するんだい?」とウインクし、その自分のジョークに御機嫌さんで笑い、
最後の土曜日、トムと映画へいって、日曜にはオーディションが受かった返事をもらい、月曜にワードロープをあわせに行き、最高にハッピーだといい、火曜に、ちょっと頭がいたいから少しだけ寝るね、と言ったまんま死んだ。
最後の1週間は、すごくハッピーだった。
見事。ほんとに見事としかいいようのない死に方だなあ。
サンディのお別れ会をサンセットのバーでして、皆でカクテルを飲みながらケーキを食べて、本当に、みんながサンディを好きだった。
そして、あらためて、このドッグパークの友達は、宝物だなあ、と思ったよ。
だって、年齢も、職種も、性別も、セクシャリティも、まったく違う人たちが皆友達で、一緒に犬の面倒を見ている、そんなグループ。
サンディは1日に2回、必ずパークに現れ、それが彼のいち日のうちのビッグイベントだった。
いつもベンチに座って目を瞑り、手をひろげ、日光浴をしていた。
この日は誰かがサンディの写真を持ってきて、本人のかわりに日光浴をさせていた。
安らかにね。
また、数十年後に、どこかで会おう!
Love you! Sandy!!