アスペルガーのための会社

 

私は実際にアスペルガーは何か、その定義はよく知らないんだが、まわりにアスペルガーの人がたくさんいる。

トムもそのケがあるが、トムの兄の息子二人がソレ。一緒に食事へいっても、目もあわせないし、会話もないので、一生懸命会話しようと私が必死で神聖幾何学で習ったフィボナッチ数のことを話して会話をしようとしても、さすが全米で数学が10番以内の兄弟

「フィボナッチは単純すぎてツマラナイ」

と目を背ける。会話、無残にも終了(笑)

 

とにかく、だ。

トムのお兄ちゃん、グレイ・ベノアは子供二人のためにはじめたことが、最近になってニューヨークタイムスマガジンにとりあげられた。実際とりあげられたのはベン・ヒラスナという男の子だけども、グレイは長年勤めた会社を引退した後、自分の息子たちの将来を思い、普通の会社へ就職しても合わないだろうから、と知恵を絞ってこの会社を作った。

まず、アスペルガーの彼らは頭がすごく良いので、ゲームなんて普通の人がやる5倍くらいの速さで終えちゃうわけ。それを利用して、発売前のゲームのバグテストを一気に引き受けるところから始まったのだった。そのころのことは私も一緒によくランチを食べて聞いていたのでよく覚えてる。

最初は本当に数人のキッズ(アスペルガーの子供が行く学校の同級生)のみだったのが、今や32人らしい。

それが定着し、ドイツからもどうやって運営するかをグレイの会社に学びに来たりしていて、とにかく、世の中に新しい石をポンと投げたことには違いない。

そして、定着したら、自分の息子の終身雇用の約束をとりつけ、自分は社長、会長職をおりた。このあたりの執着のなさもスゴい。

 

トムのお兄ちゃんはモトローラという電話機の会社で長年副社長をしていた。会社の自家用ジェットでアラブはじめ、世界各国へ飛び、どんな大変な時も息子たちのことを一番に考え、トムたちのママのこともよく面倒を見る、まったく愛そのものの人。地位とかそんなこと関係なく、誰もが彼を好きになる。

彼を見ていると、優しい人が大きく優しさを回していけるだけの経済力と環境とトレイニングを用意されたのじゃないかと思う。徹底的にやさしい。そのかわり、彼の目の奥底には、徹底的に人をビビらせる何かもある。やっぱり振り幅(可動域)なのかな、って思う。

2m近い体にいっぱい詰まった優しさで、彼はいつもハグをする。

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