大阪のタクシー

LAに帰ってきて、日本のことを回顧すると、メインのことではないことで、必ず面白いスパイスが心に残っているのに気づく。

今回は、大阪のタクシー。

大阪のタクシーのおっちゃんは、人間臭い。

ウケを取る、正直に話す、というオープン性からか、
こちらが話し始めると、結構な割合で話がはずむ。

だから、大阪へ行くとタクシー率が増える。
だって面白いんだもん。

数年前、一番面白かったのは
「梅田のXXまで行ってください」
と、JR大阪駅からタクシーに乗って言った時
数秒待った、最高の間合いで

「ねえさん、それ、虫でも歩くで」

と言われたこと。

今回は
友人のオフィスのある、中之島の高級マンションへお願いした時

「あ、わあった!あっこやな?
あの入り口に池のあるところでっしゃろ?
わて、釣りしとりますさかい、よー知っとるんや!

(マンションの池では釣りはできないと思う)

あそこは金持ちマンションでんな〜〜〜。
あんなとこ住んではる人はな、
ごっつ、金持ってまっせ!

おねえさん、お友達にあいはったらな、
よろしいか?
調度品やらなんやら
褒め倒しなはれや!
褒め倒すんやで!
晩御飯くらいごっつぉしてくれまっさかい」

西洋的な観点からいうと
ものすごいコントローラブルな人だと思うが
さすが大阪!
運転手さんのキャラも含め、
とても暖かく、

「わかりました。褒め倒します」
と言って爆笑した。

写真は、その金持ちマンションの近所。そしてお部屋からの眺め。

===

もう一つ。

粉モンを食べなかった。
粉モンとは、小麦粉を使った料理:お好み焼き、たこ焼きなど。

別にグルテンフリーを気にしているワケではないが
粉モンを食べる機会がなかったので
運転手さんに

「この近くで美味しい粉モンのお店はありますか?
たこ焼きではどこが美味しいですか?」と聞いた。

すると

「僕、実は、この辺のタコ焼き屋は、
アカンのですわ。
偏屈かもしれませんが、
気に入ったとこしか行きませんねん。

僕が気に入ってるのは川西にあるタコ焼き屋で
別になんてことないんですけどね、
スタンダードにウマいんですわ。
ソースが美味い。

僕、思うにですねえ、
アメ村やらこのへんやら、
流行ってる都会のタコ焼き屋はですねえ、
ディテールにこだわりすぎや、思うんですわ。

例えば、外がカリっと、中がじゅくっと、
そこにこだわりすぎてですねえ、
油っぽいいうか、揚げ物系になってたりですねえ、

タコ焼き本来の、大切な何かを
忘れてしもてるような
そんな気がしてならへんのですわ。

こだわりすぎて本来を見失う、いうのは
僕は、ちょっと、アカンのですわ」



深い。。。

大阪のタクシーの運転手さんは哲学者だった。

とにかく、主張があるのね。
どなたも。

そこがオモシロイ。
 
 
もし、大阪でタクシーに乗ることがあったら、
ちょっとだけ突っ込んで話をしてみたらオモシロイ。
きっと「ほんのちょっとのココロの触れ合い」ができると思う。
 
ビバ!大阪!

UBER

ロサンゼルスはUBER天国。

NYのように地下鉄もタクシーも発達していない超車社会のLAに
新しくできて、便利に使っているのがUBERだ。

UBERは、ネットを使った、いわば白タク。UBERの運転手は、一般人である。

スマホのUBERアプリで拾ってもらう場所を設定すると、
そこへUBERのステッカーを付けた、一般の車が現れる。

例えば、もし私がUBERにドライバー登録したら、
数時間だけでも小銭が稼げるわけだ。

UBERの金額はとても安く、多くの人が軽く使うようになった。
タクシーの半額以下。UBERだけでなく、LIFTというのも競合で出てきた。

そんなわけで、駐車場探しに苦労することもなく、
飲みたい時などに便利。

〜 〜 〜

今日、車が壊れたので修理に出し、時間がかかるというのでUBERを呼んだ。

スマホのアプリに「アンバー」という女性の顔と名前が出てきた。
彼女の車がアプリの地図の上を近づいてきて、
ものの3分くらいで到着した。

車に乗り込み、話し出すのも、
タクシーのドライバーと客ではなく、もっと友達みたいな感覚。

アンバーはブラックの女の子で、すごくかわいくファンキーなドレッドをしていた。

かわいい髪型だね、とか、
どういうところでそれやるの?
というと、
自分でやるの。趣味だから母のもやるのよ、と。

若いアンバーのお母さんと、
私の年が一緒だとわかった。

しかも!過去の「脳出血」まで一緒!
で、お母さんはまだ杖をついていると言う。

だから、私には「5リズムっていうダンスで随分とよくなったよ」
と。

彼女は私が踊っているということに驚き、
ママも踊りなら喜んで行くと思う!
絶対に母と一緒にいくわ!

と。

こんな会話が始まるUBER。

もし、アンバーとお母さんがクラスに現れたら。。。

次のクラスが楽しみだ。

masayodance.com