魔女の大掃除スープ

冷蔵庫にハンパな野菜が余って来ると、スープを作る。
セロリ、にんじん、たまねぎ、マッシュルーム、トマト、ズッキーニ、白菜、だいこん、、、
大概ショウガはあるので、ショウガと塩こしょうの味付けだけで、
細かく刻んだこれらの野菜を大鍋にぶっこんでスープを煮る。

時には彩りの奇麗な野菜たちで作って、あっさりスープとして新鮮なうちに食べ切っちゃったり。
時にはクミンやクローブ、レンズ豆を入れてちょっぴりインド風にしたり。
時には白菜ベースでさっぱり塩こしょう、粉チーズを食べる前にかけたり。
時にはキャベツベースにソイミルクを入れたり。
時にはマカロニを入れて、トマトとバジルを多めに入れてミネストローネ風のマカロニスープにしたり。

二日目のスープも、かなり美味しい。

毎回、少しづつバリエーションがかわる。
それは、冷蔵庫に残っている素材による。
なーーんだっていい。

いい香りがしてくる。まるでホールフーズ(アメリカのナチュラルスーパー:オーガニックのジャンクとも、ホールペイチェック→小切手全部使うほど高い、とも呼ばれる)に入った時のような香り。

スーパーにはそれぞれの香りがある。

ホールフーズは野菜スープの香り、
マイケルズはクリスマスブレンドのシナモン系の香り、
アンソロポロジーはコージベリーの香り、
そして日本のセブンイレブンはおでんと肉まんの香り。日本の皆さん、お気づきでしたか?アメリカ人が日本のセブンイレブンに入るとまずビックリするのがそのにおいなんだそうだ。

とにかく、スープが出来るまで、ネットをしたり、本を読んだり、ゆっくりの時間が流れる。スープを作るという事は、自分にお休みをあげる事ともイコールかもしれない。

鍋を時々かきまわすときの「魔女感」がタマラナイ。
美味しくなあれ、美味しくなあれ。 
呪文のように唱えながらかきまわす。

ベイリーブス、タイム、オレガノ、ローズマリーなどのハーブを入れると、
魔女感倍増。

こういうとき、魔女は味見などしなくても、見た目で味がわかるものだ。

引っ越しちゃった薫美子に教えてもらったマクロビ・スープの秘密。
塩は三回。最初の下味、中でちょっと整え、最後の仕上げにパンチを入れる。最高だったな。
彼女も魔女だから。
元気だろうか。。。

さて、こころのなかにあるお掃除したい事もこっそり入れて、
ぐつぐつと煮える私の大掃除野菜スープ。

ぐつぐつの泡がひとつはじけるたびに、
こころのなかのモヤモヤが壊れて消えるかのよう。

ぷくっ、ぷくぷく ぷくっ。。。
まるで雨のよう。まるでタップダンスのよう。スープの床が跳ねる。
私は見とれながら、香りを顔じゅうで楽しんでいる。

フィジカルにもメンタルにも、精神的にも
年末の魔女のスープは最高。
胃腸を通って、五臓六腑にしみわたる。お腹をお掃除すると、気持ちもすっきり。

魔女のスープを食べた後は、ちょっと最強の
新しい自分になる。