88歳のワールドトラベラー

5月にマウイのワークショップで知り合ったボディハナ。
Zen Archery (いわゆる日本の弓道)のマスターで
それを世界中に教えて回っている伝達者。
しかも、現役。

9月のある日、ボティハナからメールが入った。
ロサンゼルスへ行くから会いましょう。
友人を連れてあなたの5リズムのクラスへ行くわ。
と。

そして、メールの最後に書く名前には
Bodhi Hanna
Traveling the World
(ボディハナ、世界を旅行中)とあった。

っくぅ〜〜〜!
やられるなあ〜〜

〜〜〜

当日、彼女は膝を痛め、
針へ行って様子を見てから、と言っていたが
結局無理だったので、
最後の日に宿泊先へ私が迎えに行って
ランチでもして、そのまま空港へ送ることにした。

〜〜〜

彼女のステイ先は、パサディナ。
迎えに行ったら
出てきたのは弓道をやっているファミリーで
なんと、奥様が日本人だった!

私が奥様と盛り上がっていたら
「ふふふ、ね?私は直感的にこうやって人と人をつなげるのがうまいのよ」
とボディハナ。

「ちょっと待ってね、あと数件メールの返事出すから」
と、
iPadを巧みに操る88歳。

荷物はすごく重いのが3つ!

「どうやって88歳で、この荷物で旅行してるんだろう?」
と言ったら
日本人の奥様が

「みんなが助けるのよ。彼女はみんなに助けてもらうことにオープンだから」
と言った。

車で送りながら
「ターミナルはどこ?」
と聞くと、
バックパックからササッと紙を出し
「Bよ。トルコエアラインだから」と、
言った。

私だってアタフタしそうな行動を
実にサササっとやるボディハナ。

トルコで行われるセミナーに
特別講師として招かれているのだという。

〜〜〜

そして、荷物をカートに積み、それを押しながらチェックインするから大丈夫よというので、私はそのまま、彼女をドロップしただけで立ち去った。
あらかじめ頼んでおいた車椅子サービスがあるから、それ使うから大丈夫、と。

そして、1時間ほど後に
「車椅子で快適よ。ありがとう!」
とメールが入った。

どこの国へ行っても、自分のiPadで即座にネットをつなぎ
(これは旅行者にとっては若者でも若干面倒臭いよね?)
皆と繋がりながら生きているボディハナ。

あっぱれ、なのです。

〜〜〜

ボディハナに車の中で聞いた話もとても面白かったので
それはまたの機会にでも。

 

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88歳からのギフト

マウイのワークショップでのこと。

88歳の「ボディ・ハナ(ボダイ・ハンナ)」という女性が参加していた。

親からもらった名前はハナ
「私は日本が大好きなの。日本語で私の名前、ハナとはフラワーのことよね?」

ハナの前についた「ボディ」は、菩提樹のボダイの英語読みで、インドの聖人OSHOからもらった名前なのだそうだ。OSHOが生きている時にオンタイムに一緒に長く過ごした人で、そのインドのアシュラムでハナは弓道を教えていた。
88歳の今もなお、現役で弓道を教え、世界中を旅している。若く見えるというよりは、めちゃめちゃ元気な実年齢の人。

彼女は1日も休むことなく、5日間のワークショップに参加し、いつも、休まずに踊った。頭は年齢に違わずシャーブで、会話も普通に弾んだ。

スタカートの踊りではダブステップのリズムに乗せながら
「自分のパワーを感じるわ!」
と言った。
丹田にセンターを感じながら動くことなどは、5リズム、フラ、弓道、すべて一緒ね、とも。

ご飯を食べる時も、積極的に日本人の中に入ってきては話をする。
そして自分の予定を聞かれるとバッグの中からiPadを出し、さささと操作をする。
なんとフェイスブックもやっていて、ちゃんと投稿もしている。そのスーパーシニアぶりにも恐れ入った。

私が
「小さい頃、親を見て ”あんな風に老けたくない” と思ったけど、今、その時の親をはるかに超えた年齢になって振り返ってみると、私はあの時のままとあんまり変わってないの」
と言うとハナは
「そうそう!私だって同じよ。気持ちは子供の時のまま。年寄り扱いしないでよ! とか思っちゃう」
と言って笑った。

彼女の存在そのものがギフトだった。

彼女が頑張っていると、「歳だから」とか「足腰が痛い」とかを理由に誰も休めない。文句言えない。それだけでもギフトだった。

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ワークショップの全てが終了し、皆がそれぞれにハグしながら、さよならを言い、互いに写真を撮った。

一人の女の子がボディ・ハナにハグされた後、微笑みながら泣き出した。

ボディ・ハナは彼女の頬の涙をしわくちゃの手で拭いながら、、、

「いいこと?私はあなたの ここにいる。」

と、その女の子のハートを触った。

「そして、あなたも私の ここにいる。」

と、自分のハートを触った。

「だから、もし、何か辛いことがあった時は、
こうやってハートを触って、
私のことを思い出して。

いつも一緒にいるから。」



なんというギフトでしょう!

ありがとう、ボディ・ハナ

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ミスターダンディのツボ

5リズムのワークショップが楽しいのは、世界中から人が集まり、新しい親戚みたいな人たちが増えて行くこと。特に、言語だけではなく、踊りを介して仲良くなると、共に汗をかき、共に泣き、みたいなところも多く、心を開きあうので、距離が縮まる感がとても強い。

5リズムを通して、世界中に兄弟姉妹、いとこのような存在が出来、実質、どこへ行っても一泊くらいなら泊めてくれられるお友達ができるのだ。
そのおかげで、サクラメントでも、サンノゼでも、カナダ国境でも、ニューヨークでもスエーデンでも、ホームステイができるって、これだけでもギフト。

さて、私のなんちゃって通訳が入ったマウイでのワークショップも無事終わり、また今回も素敵な素敵な人たちとの出会いがあった。

ワークショップ最中の事は、守秘義務があるので書けないが、それ以外の小さな出会いを幾つか書いてみたいと思う。

日本人の常連さんグループからミスターダンディというあだ名をもらったボブ。

彼は映画の分野では結構名が通ったな方なのだが、5リズムのルシアのワークショップで日本人チームと仲良くなり、日本からのメンバーが来る時は、必ず顔を出してくれる。

なぜミスターダンディかというと、いつも服の上からスカーフをかけ、それがとてもステキに見えたから。日本ではあまりスカーフを着用する男性はいないのもあり、ボブのさりげなさがとてもカッコ良く映ったのだ。

たくさん名前を覚えるのが大変な時
「いつもダンディなあの人の名前なんだっけ?」
というところから、ミスターダンディと決まった。

マウイでの1日目、前乗りしたダンディが一足先にプールに入っていた。
後から到着した日本人の皆が敷地内を探検し、ダンディのいるプールに着いた時の話。

ここからしばらくはダンディが私に話してくれたモノローグ

===

マサヨサン!
僕は世にも可愛いものを見たよ!

僕がプールで泳いでたら日本人チームが3〜4人プールに入ってきたんだ。
でね、見てごらん。このボックスを!

( プールサイドには箱があった。
  その箱には文字が書いてあったのだが、
  一文字 レタリング抜け落ちていて
  ” OWELS”となっていた。 )

で、その子たちがね、そぉ〜〜〜〜っと、そぉ〜〜〜〜っと、
こうやって、このフタを持ち上げて、
一瞬とびのいて、
また そぉ〜〜〜っと持ち上げて 
中を見て、

ああ〜〜、良かった、というふうに 安心して
全部を開けたんだ。
中にはもちろん、タオルが入っていたんだよ。

僕はね、もう、可愛くてね、溺れそうになるくらいに笑った。

===

お分かりですか?

抜け落ちていた文字は T
「TOWLES」 タオル から Tが抜けて 「OWLES」 (本当のスペルはOWLS=フクロウ)
だと、勘違いした。

日本人の女性たちが、
そぉ〜〜〜〜っと、そぉ〜〜〜〜っと、
フクロウの箱に近づいて、
ちょっとスペルに疑問を持って、
勇気を持って開けてみて、
中を見たらタオルが入ってたからホっとした。

とダンディは、その仕草、その行動が、
可愛くて可愛くて、大笑いしたのだそうだ。

ショートフィルムに撮りたかった、と。

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さて、ここで私の見解です。

OWL をフクロウだと何%の日本人が即座に分かるでしょう?
そしてそのスペルミスを入れて、箱の中にフクロウが入っていると何人が思うでしょう?

そういう意味で、私にはダブルで面白かったのですが

言いたいことは

いつも「可愛いな」と言う目で、見てくれているということです。

こんな触れ合い、とてもいいな、と思う。

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追伸(追伸の方が面白かったりする)

さて、そのミスターダンディは親日家で、私に「ヤキイモの歌を教えて」といい、彼のiPhoneには私が歌った「やきいも〜〜、いしや〜〜きいも〜〜焼きたて」を録音して入れており、日本人を見るとそれを聞かせている。

以前彼がミュージシャンの友人と日本へ行った時に、このヤキイモの歌を聴いて感動し、そのミュージシャンは、ヤキイモの歌をリリースしたのだそうだ。
それは、コチラから。

夏は終わり秋になり
空気が冷たく空が灰色になってくる頃

遠くから
男の歌う声が聞こえて来る

やきいも〜 いしやきいも〜
やきいも〜 美味しい やきいも〜

シンプルに石焼のサツマイモを
古新聞に包んで売るトラック。
手に取ると暖かい。

夏は終わり秋になり
空気が冷たく空が灰色になってくる頃
その歌声を聞くと
全ての終わりみたいで 胸が壊れそうになる

やきいも〜、いしやきいも〜

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