人生の扉

一昨年かな?

日本へ帰った時に、昔働いていた会社の社長が
「お前、これいいぞーー」とくれたCDが
小野リサのJapon2だった。

http://dreamusic.co.jp/sp/lisaono/japao2/

「”人生の扉”なんてな、泣いちゃうんだぞ」

LAに戻って、車の中でそのアルバムを聴いた。

ほう〜、いいな。

ボサノバのシャバシャバ感がたまんない。

で、

「人生の扉」になった時に
涙がドバーーーっと、ダダ漏れ状態になったように溢れてきて、豪雨の中を運転しているみたいだった。

竹内まりやさんの曲と 小野リサさんの乾いた感が
どツボにはまった。

(ほんの一部だけ聞けます)
http://recochoku.jp/song/S21835319/

〜 〜 〜

あれから2年。

なぜか5リズムのクラスの時に、どうしてもコレをかけたくなって、かけた。
カルバーシティーのクラスでも、レドンドビーチのクラスでもこれをかけた。

すると、アメリカ人の皆さんが、最初のボサノバの感じで 
ふわぁ〜〜〜っと
実に気持ちよさそうに踊った。

で、英語の部分が始まると

皆、クスクスと笑い出した。

I say its fun to be 20    20代は楽しいよ
you say its great to be 30  30代はすごくいいよ
they say its lovely to be 40 40代は素晴らしいよ
I feel its nice to be 50   でも50代もいい、と思う

間奏の間に、これはとてもスイートな日本の曲で、
一緒に年を重ねていくっていう曲なんだよ、
人生の歴史と、柔らかいけど熱烈な愛の物語なんだよ、
と説明を入れた。

自分が今までの人生の中で愛した人、愛された人を
思い出して踊ってみて、と言った。

そして、次の英語の部分で
皆、ジーンときたみたいだった。

I say its fine to be 60      60代も悪かない
you say its all right to be 70  70代もオーケイさ
they say its still good to be 80 80代もまだいけるさ
but I ll maybe live over 90    でも私は90以上生きると思う

クラスの中に70代の男性と、80代の女性がいて
彼らが微笑みながらこの曲で踊っている図は
竹内まりやさんが見たら感動するだろうと思った。

この曲のおかげで、最後の30分は完全に、皆、人生を振り返りながら踊った。

クロージングサークルでは、それぞれの思いが顔に出たような
そんな素晴らしい締めくくりとなった。

弱さは一番の強さだ

親友で、私と隔週交代で月曜に一緒にクラスをやっているフローが、
泣きながら電話をしてきた。

とても辛いことがあったから、
今日は自分の番だけど、自分のクラスがどうなるかわからない。
とにかく行くからサポートお願い、と。

その話の内容はあまりに凄すぎて書けないほど。
とにかく、ものすごいストレスと悲しみを抱えたまま
フローはクラスに来るという。

「大丈夫?」
と聞くと

笑っていた。

人は悲しみが大きくなりすぎると

笑う。

そして、彼女は

「めちゃくちゃ悲しいけど、
 私は自分ができ得るベストの選択をしたの。
 とにかく今から行くから
 何も準備できてないけど
 行くだけ行くから」

としっかりした口調で言った。

・・・

そして彼女のクラスは

今までの中でベストをはるかに超える素晴らしい出来で
私は驚きを隠せなかった。

彼女はプライベートなことは一切言わなかった。
が、ほぼ全員が泣き、心を震わせた。

強く、とても強く
心の中から叫ぶように話した。
まるで牧師さんか、ミッシェルオバマが話してるようで
クラスというよりは、コンサートに近い感覚だった。

その存在感は
誰をも圧倒し、
会場まで圧倒し、
何度も電気が点いたり消えたりする現象を起こした。

・・・

私たちは知っている。
「体は嘘をつかない」ということ。

私たちは知っている。
一番辛いことこそが、最高のものを持ってきてくれることを。
一番弱いところこそが、一番の強みになることを。

それを、その時に居て、一緒の空間を味わえたことを
ものすごく誇りに思う。

彼女がスゴいクラスをしたことで、
私もより本気入れなきゃ、と思う。
相乗効果。

私はこんなスゴいオンナと一緒に
クラスをやっているんだという自覚を持って、
互いが互いを高められるように。

そして、以前ならこれをライバル心持ったりしたものだけど
そうは思わなくなった自分にも少し嬉しく思う。

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月曜日夜
レドンドビーチ ハーモニーヨガにて
Moving Meditation South Bay LA

MMSB_small

最も美しいクラス

下書きのところに、残っていた。

2014年に5リズムの先生になって、半年くらいの時に書いたものを今更ながら出しちゃう。

アップする時に躊躇したらしい。当時は、人が来てくれないとカッコ悪いと思っていたので、投稿することをためらった模様。若いな、ワタシ。

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毎週のクラスを初めたばかりで、
定着するまでがんばるしかない。
ようやく人が来てくれ始めた!と思ったら、またゼロに戻ったり。
それをいちいち嘆いたりしないように、
勉強をさせてもらっている。

だいたい、女王気質で生きて来た私には、
人が来てくれないなどという事は、そもそもすごい屈辱なのだ。
その屈辱を嫌というほど味わいぺしゃんこにされる事。
実はこれが先生になったときの
一番のイニシエーションであり、ここから最も多く学ぶのだと多くの先輩先生達は言う。

この日のクラスは、いつも来てくれるメンバーから、のきなみ
「今日は無理なの、ごめんね」という連絡をもらい、
自分の勘からも、今日は誰もこない、と感じ、
しょぼんとしていた。

そんな私の様子を見ていて
こくまろカレーを2杯食べたにもかかわらず、
「よし、じゃあ僕がクラスに行こう!」と、夫がついてきてくれた。

ハリウッドからレドンドビーチまで一時間。
ナーバスになりながら車を走らせる。
もしかしたら、もしかしたら誰かが来るかもしれない。

===

場所についた。

いつもと同じようにオルターをセッティングし、
いつもと同じように音楽をかけ、
いつもと同じようにガイドをはじめる。

皆、遅れているのかもしれない。

軽く柔軟と動く瞑想をし、30分、ひとウエイブたって誰も来なかったら
夫と一緒に帰ろうと思っていた。

誰もこないままひとウエイブ終わり、
「どうする?」と聞くと
「いつもと同じようにやろうよ。いいよ、僕は1人でも、ちゃんと最後まで受けるから」と夫が言った。

 

彼の調子をみながら、彼に何が必要かを感じながら
しっかりとやった。

彼に必要な言葉をなげかけ、
一緒に踊る。エネルギーで踊る。

今日のテーマは「受け取る」

夫は一生懸命形、汗をいっぱいかいて動いた。

折しも彼のお母さんが亡くなって1ヶ月だったので、「お母さんから受け取ったもの」というキーワードも入れて、彼は亡きお母さんとのペアダンスを踊った。

終わった後、彼がひとこと

「スタジオを暗くしてくれたから君は知らないかもしれないけど、
・・・いっぱい泣いた。今はとても悲しかったことが愛おしいような、癒されたような感覚だよ」

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この1年、練習クラスも入れて、教え始めて
もっとも美しいクラス。

相手のニーズを読み、私がプッシュしないでガイドする。。。

ハリウッドの自宅にいたら、プライベートクラスなんて起こらない。
わざわざレドンドへ出向いたからこそ出来た事。

これを経験させてもらえた事、
とても嬉しいと思う。

「君はとてもいい先生だよ。しっかり自信を持って続けたらいい。
このメソッドが必要な人ばかりじゃないかもしれないけど、
これをやったら 自分が助かると思える人もいっぱいいると思うよ」

===

ありがとう。

あなたは最高の夫です。
こんな夫にサポートされて、私は最高に幸せモノだと思う。