「オッハヨー!!」
素っ頓狂な日本語が聞こえた。
ここはトレーダージョーズ、ウエストハリウッド店。
みてみると、バラのTシャツを着た、みたことのある
でも、小綺麗なゲイ男。
あれ?
ALEXだ〜〜〜!
「スッキリしたね!エナジーがすごくスッキリした」
と私は思わず言った。
「そうなの〜、すごく忙しくてね。最近ついにこの辺に引っ越してきたの」
とオネエ言葉。
〜 〜 〜
彼と初めてあったのは2年前。
パサディナで某アクセスバーズのクラスを受けた時、彼がアシスタントをしていた。
当時の彼はお金がなくて、髪もボサボサで、
住むところは、公共施設のシェルター(ホームレスが入る施設)のようなところに住んでいた。
私が5リズムで時々日本へ行くんだ、というと
僕も日本へ行きたい。君の5リズムのワークショップの時に
アクセスバーズでコラボできないか?と聞いてきた。
そして、日本の音楽業界を紹介してもらえないか?
とも言った。
彼はアニメおたくで、日本のJポップおたくで、
宇多田ヒカルの曲なんて、裏声でガンガン歌っちゃう。
確かに面白いし、キャラクター強いし。。。
そして、iPhoneのGarageBandで作った曲を聞かせてくれた。
「どこで習ったの?」と聞くと
「習ってない。音楽は自分にとってはとても簡単なコトなんだ」
と言った。
でも、歌と曲作りの才能はあるけど、
そういう人はいっぱいいるかもしれないし、
そんな時がきたらいいね、と柔らかく言ったが、
正直なところ、無理だろうな、と思った。
ウエストハリウッドへ来る機会があったら、ご飯食べにおいでよ、
と、アドレスを交換し、何度かご飯を食べにきた。
どうやって暮らしてるの?と聞くと
「僕はサイキックな能力があるから、スターバックスとかでタロットをやってると、人が集まってきて
くれて、それでお小遣い稼いでいる」と言う。
それから半年ほどあってなかったのかな。
で、トレダージョーズでの再開。
明らかに金を稼いだ模様。
かけていたサングラスがバージョンアップしていた。
「で、どんなことが起こったの?」と聞くと
「ヒーリングもやってるんだけど、実は自分の曲がグエンステファニーに気に入られて、グエンのために曲書いてるの〜」
何を〜〜〜〜!
グエン・ステファニーだよ?
そして
「9月には日本へ行くの。日本のアイドルが僕の曲を歌うから。
XX ってアイドル、知ってる?
マサヨ、もし同じ頃に日本へ行くなら、いろんな人、紹介するよ」
もう、びっくり仰天だった。
とにかく。。。
私は学んだ。
人は半年あれば、こんなに変わる。
みんな、諦めたらダメだ。
諦めなかったら、ものがうまく回ったら、
たった半年でこんなに変わるんだ。
そして、何が大きく変われるきっかけになるかというと
彼は自分のことを信じていた。
自分は絶対に自分の夢を叶える。夢を生きる、と。
そして、彼自身が毎朝撮ってるビデオ
(実は私はキモイと思っていた)で言ってたのは
「もし僕がダメだろうな、って躊躇して
芸能人(彼の場合グエンステファニー)に
メール出さななかったら
物事は始まってない。
出しても、出しても、それでもダメなことはあるけど
いい?出さなかったら、何も始まらないんだ」
その通り。
芸能人というところをいろんな単語に変えてみたらいいね。
アレックスの音楽のビデオはこちら。
超キワモノなので、ご注意を(笑)